2012年1月23日月曜日

合格発表その①

本日出願した大学院その①より合格発表が来ました!

バスの中で合格発表の電話があり、あまりの嬉しさ(と安心感)でほろりと涙が出ました。

大学院名は「オハイオ州立大学」(英語名:Ohio State University)です。
アメリカでよく使われているUS News and Rankingsという偏差値ランキングでの会計学分野では17位で、滑り止めの学校でありますがどこへにも行けずどうしような状態は免れました。





合格発表は電話、メール、そして後日正式なレターが送られます。

オハイオ州立大学のEarly Decision締め切りは12月23日だったので早く結果が出てなによりです。
大学院が「この人を是非入学させたい」と思う人には早めに合格が出るそうです。

その上、今回は大学の見学にも招待されたので大変嬉しい発表です。航空券・宿泊など部分的に援助しれくれる話もあり、是非行ってみたいです。

2012年1月10日火曜日

GMAT②


あけましておめでとうございます。
アメリカでの初お正月を過ごしました。限られた材料でお雑煮、手抜きお節とちらし寿司作りました。

今日でやっとすべての志望校の出願が終わりました。
振り返ってみると合否発表はまだなのにここまでの道のりは長かったです。

反省点は複数あり、もしも今年の入学時期に落ちてしまったら来年も再挑戦したいと思います。(滑り止めの学校でもいいからできれば今年合格したいけど・・・)



前回はアメリカのビジネススクール出願に必要な標準試験、GMATの大雑把な説明と勉強方法を紹介しました。本日はGMATの評価システムをもっと詳しく説明します。


Analytical Writing(エッセイ)2問の他、5択の選択問題です。
・エッセイは6点満点
・英語・数学は会せて800点中の成績が出ます。出題問題数は合計78問です。


・最初はやさしい問題→正解の答えを連続に出すとだんだん難しくなる

・問題を連続に間違えると問題がやさしくなる

・試験を終わらせないとマイナス点→時間切れになりそうな場合、でたらめでもいいから問題を選択しないとマイナス点がかなり多くなります。

・他の受験者と比較した成績がでる。
例: 数学・英語の合格点を合わせて、他の受験者の成績と並べて75%だったら大体800点中640点です(2005~2007年のデータより。)
単純に800点÷78問×正解数ではありません。




ビジネススクール合格後、数学の授業を取るわけでもありませんし、英文法で評価されるわけでもありませんが、GMATは悪魔でも地道に努力しているかどうか測る項目です。大学院は、大学の成績、出願志望動機、GMAT、推薦状など総合的に見て合否を判断します。


【上: 祖母よりお正月プレゼントが届きました。
のり、煮干、中華の素、そば、海草サラダなど日本食が入っていました。】

2011年12月21日水曜日

GMAT

さて、前回は試験項目であるTOEFLの説明しましたが、本日はGMATの説明します。

TOEFLは非英語圏の大学を卒業した人や、母国語が英語でない人の英語力を試す試験です。
GMATはビジネススクールへ出願する人全員が受けます。アメリカ人受験者と対等に立って受ける必要があります。

・数学、英語とエッセイの3項目があります。試験の流れとして:

質問数    時間   
Analytical Writing
(エッセイ)
2 各30分
休憩

Quantitative Section
(数学)
37 75分
休憩

Verbal Section
(英語)
41 75分
合計時間
210分


・数学・英語はあわせて800点満点、エッセイは1~6点で点数が出ます。
→ビジネススクールは英語と数学の点数を見ますが、エッセイの点数は全く見ません。とりあえず何か書いて3か4点くらい取れれば十分でしょう。(50th percentileです)

・約4時間くらいの試験で、2011年12月の時点では受験料は$250。(全世界共通受験費)

・パソコンで受験するので東京に限らず多くの都道府県でも毎日受験可能。
申込はGMATの公式サイトへどうぞ

・入学時期から5年間有効。
例: 2012年9月入学予定ならば2007年9月以降のスコアで出願可能。



【左: 100%生りんごで作られたアップルサイダー】
アメリカではクリスマス季節になるとスーパーでアップルサイダーが売られます。

2011年12月19日月曜日

TOEFL

【左: 野生のサボテン。家から2時間くらい離れた砂漠地帯で撮りました。】

英語圏の大学・大学院へ出願するに必要なTOEFL。


アメリカの大学院はTOEFL iBTの100点以上を求めています。
TOEFL CBT 250点相当、TOEFL PBT 600点相当

ランキングが低い大学院では80点でも大丈夫な場合ありますが100点以上がベスト。
ランキングの情報はUS News and Rankingsへどうぞ。総合ランキングはもちろん、大学、大学院、学部、専攻などでランキングが分かれています。合格者の平均成績なども載っており、年間費たった$20で貴重な情報が手に入ります。


・スピーキング・ライティング・リーディング・リスニング各項目で30点中24点以上求める大学院が多いです。

・約4時間の試験で、2011年12月の時点で受験料は$210。(日本で受ける場合)

・パソコンで受けるので東京でも毎日受験可能。試験開始時間はみんなまちまちで、試験場に着いた人順で始めます。

・スコアは入学時期から2年間まで有効。
例: 2012年6月入学予定なら2010年6月以降受けた試験結果なら有効


以前留学するために受けたTOEFL CBTとの最大の違いはスピーキング項目が加わったことです。

全部で6問で、質問によって30~60秒の考える時間が与えられ、1~3分以内に答えをマイクに吹き込みます。
大体こんな感じ:

1. "Who is a celebrity you do not respect? Describe why you do not respect him or her. After the beep you have 30 seconds to prepare your response. After the second beep you have 60 seconds to say your answer. The machine will automatically stop recording your answer after the third beep."
→ここの最大のポイントは"Celebrity you do not respect"です。
多くの受験者は尊敬しているタレントのことを述べていました・・・
試験場ではみな同じスピーキングの質問されますがパソコンの間に壁がないため他の受験者の答えが丸聞こえですw間違ったレスポンスを録音してしまった受験者には気の毒です。

2. "Listen to the following passage"
ここでキャンパスライフ・教授の授業・学生同士の会話などを聞きながらメモを取る
"Do you agree or disagree with the ~? You have 60 seconds to prepare your response, and 2 minutes to say your response"

などなど。
試験の詳細は公式ページにてどうぞ
http://www.ets.org/toefl/ibt/about/content/


ライティング
ライティングも少々変わりました。
CBTで出てきた質問に対してレスポンスを書くエッセイと、短いパラグラフをリスニングして違うパラグラフを読んで比較してみたり、等。

TOEFL iBTは以前の試験よりInteractiveな試験方式で、個人的には英語力を測るテストとしてとても良いと思います。



【上: テキサス流のバーベキュー、ポークリブ】

2011年11月23日水曜日

会計学専攻でないのにアメリカの大学院で会計学プログラムへ出願するには


【左: トルティーヤ・スープ作ってみた】

一昨日はアメリカの感謝際(Thanksgiving)でした。友人ご家族のおうちへお邪魔させて頂いたおかげで、初めてのアメリカでThanksgivingを体験し、楽しかったです。しかしあまりにも楽しくて食事が美味しく、写真を全く撮りませんでした・・・


さて、私は文系学部を卒業しました。しかも商学部とは程遠い学部で専攻もありませんでした。
特に専門分野を勉強していないのでどうやっていきなり大学院レベルで会計学を勉強するのでしょうか?そもそもどうやって出願するのでしょう?


出願するための条件:

①必須科目を満たして いる
大学院に寄りますが大抵の場合
・大学1年生レベルの会計学(Financial and Managerial Accounting I)
・統計(1年生レベルで可)
・マクロ・ミクロ経済(1年生レベルで可)

ご覧の通り得に会計学を専門に勉強していなくても大丈夫です。 単位が足りなくても焦らないでください!対処方法は別途説明します。


②GMATのスコア提出
GMATはアメリカのビジネススクールに出願するために必要な一般試験です。
英語、数学とエッセイの項目があります。


③TOEFLのスコア提出
TOEFLはTOEICのように英語力を測る試験です。
リーディング、ライティング、リスニングとスピーキングの項目があります。

④推薦状2~3通
アメリカのビジネススクールは会社の同僚・上司からの推薦状を求める場合が多いです。厄介ですがビジネススクールを目指しているのならばできる限り上司・先輩・同僚と仲良くしましょう。
MBAプログラムですとあり得ませんが、会計学の場合ですとたまーに大学の教授より推薦状を求める場合あります。大学生のうちに教授と仲良くして卒業後も連絡とっておきましょう。

ビジネススクール志願者にとってこの推薦状の部分が一番厄介かと思います。得に非英語圏で働いていて、上司は英語書けない人だったらどうしますか?あと推薦状を書いてもらうには「退社したいです」フラグをかざすわけですからなかなか言い出しにくいですよね。別途対処方法を詳しく説明します。


⑤成績証明証と卒業証明証を提出
通った各大学の成績証明証と卒業証明証を提出。留学していれば留学先の成績証明証も。


⑥志望動機のエッセイ1~3個
大学院によって3つもエッセイを要求します。厄介です。ランクが高い大学院だからエッセイの数が増える分けでもありません。
成績、試験のスコア、履歴書には載せられない自己アピールをする場で、私のようにスコアと成績が微妙な人にとってこの志望動機エッセイは重要になります。


⑦英文履歴書
英文履歴書を書いたことない方も頑張って履歴書書きましょう。
できれば英語圏で社会人経験のある大学卒・大学院卒なネイティブの人に一目通してもらってから提出するのがベスト。


⑧面接
学校によってあったりなかったり。親切なことに電話面接のみも可能。現在アメリカに住んでいますが面接のためにわざわざ航空券、ホテルとレンタカーを予約するのは大変ですのでありがたいです。


 
【住んでいるアパートの中庭】

米国公認会計士(CPA)の利点

色んな人に「なぜ米国公認会計士を目指すの?」と聞かれます。
理由は大雑把に4つあります。


① 世界中で通用する資格
世界で通用する資格は欲しいもの。
アメリカに引っ越してから痛感するのはスペシャリストでないとなかなか良い仕事に巡りあえないこと。オーストラリアで留学していた時も「ジェネラリストは不必要!」な文化でした。日本で働いていた頃、周りを見る限り手に職があるといいなーと思いました。



② 合格率は40%に対し、日本の公認会計士試験合格率は7%未満
高い合格率ですね、CPA試験。
低い合格率ですね、日本公認会計士試験。


③ いつもで受験できるCPA試験に対し、日本の公認会計士試験は年に1回しか受験できない
②の理由に加えて比較的合格しやすい試験です。 試験方式は別途説明します。


④ アメリカやオーストラリアではもっとも需要のある職種のトップ10に入っている
どんなに不景気でも職には困らない。給料も安定しており、数年間働いていれば1000万円以上の年収は夢ではない。
そして女性にとって魅力的なのは育児しながら仕事もしやすい仕事だと言われています。フルタイムとしてもパートとしても色んな働き方があります。忙しい時期を予測しやすいので家庭を持っている人には持って来いな職業です。
日本でもバイリンガルなCPAはほとんどいません。トップの外資系監査法人は常にバイリンガルなCPAを求めています。バイリンガルの方には是非!CPAを検討してみてはいかが?



そして別途情報: 2011より日本でも受験できるようになりました
そうです。2010まで日本で授業受けていてもグアム、ハワイ、アメリカ本国へ飛んで受験しないといけませんでした。
試験は4つに分かれており、一日1つの試験を受けます。つまり日本で働きながら受験するには2回に分けてグアムへ飛び、会社の上司には適当な都合を伝えておく必要ありました。金・月をつなげて④連休を2回も無理やりとって・・・とかなりお金・時間・面倒な手続きが必要でした。これなら週末に東京の試験場で受けてもOK!
幸いなことに現在アメリカに住んでいるためグアムに飛ぶ必要はなくなりました。



【ブレックファースト・タコス】 
テキサス特有のタコス。ベーコン・卵・チーズなどアメリカの朝ごはんに食べるような材料をトルティーヤに包んで食べます。 

2011年11月22日火曜日

米国公認会計士とは

米国公認会計士(CPA=Certified Public Accountant)とはアメリカの公認会計士の資格です。

CPA試験を合格後、2年間CPAの元で働き、正式にCPAになれます。
アメリカの州ごとで試験の条件が若干ことなりますが、大抵の州では試験を受けるために4年制大学で150単位(アメリカ基準の単位です)取得する必要があります。ビジネス、経済、会計学の単位取得の指定もあります。
 
普通のアメリカ人学生は大学で120~130単位取得するのでCPAの資格を欲する者はある程度モチベーションがある学生だと言えます。


【テキサス州の運転免許筆記試験用テキスト】テキサス州で無料配布されています


CPAになれるまでの道のりは様々です。私が知っている道は大雑把に4つあり、下記にて紹介します:


① 日本で勉強する場合1:
現在日本の専門学校(TAC、資格の大原、アビタス)で米国公認会計士の試験に向けて勉強できます。2011年になってやっと日本でもCPAの試験を受けられるようになったのでグアムへ飛んで試験を受けずに済みます。(会社の上司にバレずに週末に受験できる)
日本語で授業を受けられるため、英語が苦手な人には向いている方法です。
大体これらの専門学校は1年間夜間で授業を受け、単位取得のためグアム大学のオンライン授業(英語です)も受けます。各学校の試験合格率は10%くらいだそうです。(アメリカの平均合格率は40%)大抵の学生は試験に合格し、転職するそうです。実際CPAとして働く人は稀だそうで、転職に有利になる目的で取得されることが多い。


② 日本で勉強する場合2:
4年生大学・大学院で会計学を学びながら専門学校へ通う。大学で必要単位を取得し、専門学校では試験に合格するための必要知識を身に付けるのがいいでしょう。



③ 英語圏の大学へ通う:
アメリカ・カナダの場合4年間
イギリス・オーストラリア・ニュージーランドの場合3年間

大学で必要単位を取得、そして試験を受ける。この方法が一番分かりやすく、確実に合格できる道でしょう。



④ アメリカの大学院で勉強する
アメリカの大学院は大抵2~3年掛けて勉強しますが、会計学になると1~1.5年間です。アメリカの大学院の年間授業料は300~600万も普通でぞっと思う金額です。その中、1年で修士の資格を取れるとはありがたい存在。
大学院のランキングは下記サイト(US News and Rankings)で確認できます。

http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/best-graduate-schools/top-business-schools/accounting-rankings

ランキングされている大学院のほとんどはMBAの一環として会計学を学んだり、学部生として会計学を専攻した学生のみ出願できる大学院です。
しかし学部生として会計学を専攻してなくても通える大学院があります。
1位のテキサス大学の卒業生は70%の合格率でCPA試験へ挑みます。アメリカ平均の40%より遥かに上です。


自分は④に当てはまる者です。
今後このブログでもっと深く内容を話していきたいと思います。
写真はCPAとは無関係の場合が多いですがアメリカでの生活を少し紹介できたら幸いです。

【運転免許テキストの中身】